定価(税込)
¥64,800
販売価格(税込)
¥54,800
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『マルスからパークスを守るミネルヴァ≪戦争と平和≫』(1630年、ナショナルギャラリー)
<作品紹介>
本作品は、画家が1629年から30年にかけて英国で制作し、チャールズ1世に献上された。
スペインのフィリップ4世の代理人としての役割を果たしたもので、ヨーロッパ諸国における戦争を防止したいという希望を込め、“戦争と平和”をテーマとして描いた。
ギリシャ神話、およびローマ神話を題材とし、平和な社会が到来することにより、欧州とそこに住まう人々が獲得しうる美が表現されている。
中央においては、地球の女神であり、また、平和(パックス)を象徴であるケレスが描かれ、自分の乳房から母乳を出し、子供の姿で示された富の神プロテウス(ギリシア神話における海神)に与えている。 この表現は、平和が国家と国民の繁栄を促すのであり、平和な社会が実現することにより、人間社会は社会的、および経済的に繁栄するということを示唆している。
ケルスのすぐ右側で兜をかぶっている人物は兵士の姿をした知恵の女神ミネルヴァ(ギリシャ神話における女神アテナ)であり、さらに右側にいる軍神マルスを追い払っている。マルスは戦争の象徴。
婚姻の神ヒュメーンは角笛を持った青年として表現され、(背中に翼が生えているキューピッドとともに)富や結婚の象徴である子供たちを導いている。なお、子供たちのモデルは宮廷画家で外交官のバルタサール・ゲルビエル卿の子供たち。
ケルスの左下の男は、ローマ神話における豊穣と酒と酩酊の神バックス(ギリシャ神話のディオニュソス)であり、その眷属であるヒョウが馬車を引いている。また、その左側の女たちは乙女姿で示された精霊(ニンフ)たちであり、バックスの追随者として描かれている。
<画家紹介:ピーテル・パウル・ルーベンス>
バロック期を代表するフランドルの画家。イタリアでのルネサンス研究などの修行の後、アントウェルペンで工房を経営。ハウスブルク家の宮廷画家となり、また、ヴァン・ダイクやヤン・ブリューゲルらの弟子と協力し、歴史画・神話などの様々なジャンルで多数の作品を制作した。“王の画家にして画家の王”と呼ばれるほどに名声を高め、画家であるとともに外交官としても活躍した。
複製画 高画質デジタルプリント(画布)
67.8×99.3 cm(オリジナルの寸法203.5x298cmの約3分の1サイズ)
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当サイトで販売している複製画作品は、高解像度の大型プリンターで画布(キャンバス)に出力した高画質デジタル・プリント複製画であり、また、一作品ごとに出来映えを調整した独自商品となっております。
具体的には、オリジナル作品の印象にできる限り忠実となるように寸法を調整し、また、美しい複製画作品となるように、仕上がりにこだわりを持って制作させていただきましたので、よろしくお願いいたします。
なお、複数の作品につきまして、現在のオリジナル作品の状態よりも、制作された当初の名画作品のイメージを想定、および優先して制作しておりますので、その点につきましてはご留意ください。
お届け時期につきましては、ご注文後、お選びいただいた額縁を制作し、3週間から1ヶ月位で作品を発送させていただきます。
当店は国内で事業を行っており、安心してご注文いただけます。それでは、ご注文を検討していただけましたら幸いです。
・画面上部の商品画像は作品と額縁の画像を合成したものです
・すべての作品画像は実際の作品(画布を木枠に貼り付けた状態)を撮影したものです
・規格サイズではないため、落札後に額縁を制作・発送させていただきます
・各作品の在庫はひとつとなり、品切れになった場合の補充は数ヶ月後となります(その際に色調等の微調整を行う場合があります)
・商品画像の額(1番、ゴールド系1)および、下記の中からご希望の額縁をお選びいただけます
・額縁には裏板、トンボ、アクリル板、吊りひも、額縁側吊り金具が付属します